オリゴ糖の甘味度

砂糖と比較し、オリゴ糖のカロリーが低いからと言って、甘味料として全てにおいて砂糖より優れているかというと、そうとは限りません。
一番のネックは、甘味度です。

オリゴ糖の甘味度は、砂糖には及びません。
少し届かない程度であれば問題ないでしょうが、総じて半分程度です。
カロリーが半分、甘味度が半分となると、結局同じなのでは？と思われる人もいるでしょう。
実際、砂糖と同じ甘味を再現するのであれば、そうなってしまいます。

ただ、たとえばあんこや生クリームの甘味がしつこ過ぎる、砂糖を使っているジュースは甘ったるいと考えている人はたくさんいることでしょう。
そういう人であれば、その甘味を抑え、より美味しくした上でカロリーも抑えられるという一挙両得が可能となるのです。

オリゴ糖の甘味度を正確に見ていきましょう。
砂糖の主要成分であるショ糖を100とすると、「2kcal／1g」のフラクトオリゴ糖は30～60、ガラクトオリゴ糖は20～25、キシロオリゴ糖は40～50、乳果オリゴ糖は50～70、ラフィノースは20～25です。
一方、「3kcal／1g」のイソマルトオリゴ糖は30～35、大豆オリゴ糖は70～75となっています。
同じカロリーでも、甘味度はかなり異なる事がわかります。
中には、砂糖の4～5分の1の甘味しかない種類のオリゴ糖もあります。

とはいえ、砂糖と比較してメリットが非常に多いのがオリゴ糖です。
なんといっても、健康にいいというのは非常に大きな長所といえるでしょう。
特に、近年では胃腸が弱いという人がかなり増えています。
また、虫歯に関しても、しっかりとケアができていない人はかなりいます。
ビフィズス菌を活性化させ、虫歯になりにくいオリゴ糖は、現代社会における健康面の問題点を数多く解決、予防してくれる甘味料なのです。

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